Fucking My Life ! 四十にして惑う

四十のおっさんに降りかかる災難のあれこれ

東急リバブルはやめておけ![2]

この付近の月極駐車場の賃料相場は2万円以上でしたから、180万円であれば6~7年で元が取れる計算になります。それ以降はずっと駐車場代はかからないし、自分が車に乗らなくなったら駐車場を他の住民に(マンション外の人にでさえ)貸したり、部屋と一緒であれば売ることもできると言います。「どう考えたって駐車場は買った方が得じゃん!これならこの中古マンションを買おう!」

 会社の業績不振や当時の経済情勢などから先行き不安を抱いていた私は、これは絶対に買いであると思いました。家計が苦しくなった時、駐車場を貸して収入の一部にすることもでき、万が一マンションを売らなければならない事態になっても、駐車場付きであれば良い条件で売れるだろうからです。こうして私は、駐車場の圧倒的な買い得感と、熱烈な内見二番手の存在をちらつかせられたことから、内装リフォームその他の条件を大幅に譲歩して購入することにしました。「あれこれゴネて二番手と契約されたらたまらない!」 それくらいラッキーな物件と信じて疑いませんでした。したがってユニットバスやキッチンは最も安い仕様のものとなり、和室の畳にはろうそくが垂れた後がここかしこにありましたが取り替えられず、給湯器やエアコンも交換なし、洋室のカーペットも現状のままと相成りました。

 しかし、実際には「駐車場を買う」のではなく「駐車場の『専用使用権を買う』」ことであることに気づいたのは契約日当日、重要事項説明の読み上げの最中でした。さらにはその権利が、後述する判例にあるように大変に弱いもので、今は無償の駐車場代が将来的にはかかるようになるかもしれないことを、東急リバブルの岸が私に注意喚起することは最後までありませんでした。そればかりか、不安を抱いた私が契約直前かつ最後の確認として「将来的に駐車場の使用料が課せられるようなことがありますか」と尋ねたのに対して「それはありません」とはっきり答え、そばにいた売主、悠伸地所の大場和幸(行方不明)もそれに同調し、頷いて見せたのです。駐車場の所有権はマンション分譲後も売主にあるというのがその理由でした。私はそれを見届け、契約書にサインしました。

 ところで、この取引の前年に下されたばかりの最高裁のとある判例は当時、業界専門誌や新聞等でも大きく話題として取り上げられていたはずです。駐車場に無償の専用使用権を設定して分譲することで、マンションを住民同士で争わせる泥沼的トラブルが各地で生じていたからです。

 その最高裁の判決は、”駐車場を購入した”はずの私には不利なものであり、結論から言うと、私は180万円で購入した駐車場を取り上げられ、失いました。マンション住民のうち駐車場を持たない世帯との戦いと確執の果てに。

 私は、同マンションを購入した唯一最大の理由を失うことになりました。平穏なマンションライフとともに。思い出すのも苦々しい詳細な経緯については後述しますが、読者にまずは警告しておきます。

 一生の住まいともいうべき場所を舞台にして住民同士が争い、顧客が悲嘆に暮れる結果となることを、不動産売買のプロである東急リバブルが知らなかったはずがありません。顧客に起こり得る将来のトラブルを十二分に予見しながら、このような商行為を仲介したのです。いや、知ってた知らなかったではなく、自分たちの仲介業務が引き起こした顧客の絶望的な不利益に対して、彼ら東急リバブルがどのような事後対応を行ったかが重要なのです。

 整った身なりの礼儀正しく見える営業マンが、どれだけ深々とお辞儀をし、どんな心地よいトークであなたを迎えたとしても、そんなものはタダでできることです。そんなものは幻想に過ぎません

 

 それでは、当時私がのっぴきならない事態に慌てふためき、東急リバブルの練馬営業所を訪問した際のやり取りを、写真等含めて公開します。

 

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